鹿児島県の南端に位置する開聞岳。
番所鼻自然公園から眺める開聞岳威風堂々たる姿から別名「薩摩富士」とも呼ばれる、鹿児島でも有数の名所です。
そんな開聞岳周辺の指宿市では農業が盛ん。
今回はちょっと変わった活動をされている農家さんがいるとう情報を入手。
お話を伺いに行ってきました！
指宿市「ユーファーム」
開聞岳を望む最高のロケーション（雨やけど）
突然の訪問にも関わらず暖かく迎えてくださる浦野夫妻旦那さんは帰国子女で東京の商社でバリバリ働いたのちに、祖父の畑があったこの地に移住されてきました。
1年間、有機農法を学んで独立。
夫婦で有機農園ユーファームを始められました。
奥さんは歌がめっちゃうまいらしいです。
今度聞かせてください！
開聞岳の噴火による火山灰土壌が広がる畑年間で約15〜20種類の野菜を有機栽培されているそうです。
有機栽培のソラマメ畑に到着
開聞岳が見下ろすソラマメ畑
雨が降っているにも関わらず、色々なお話を聞かせてくださいました。
野菜への情熱がすごい！！
収穫を目前に控えるソラマメの皆様！有機栽培のためひとまわりほど小さいですが、その分エグ味がなく皮のままでも食べられるそうです。
「ちょっと味見してみる？」
します！
浦野さん自らむいてくれました。
仙豆みたい！！
食べてみるとめっちゃみずみずしくて甘いです。
正直、ソラマメはあまり好きではなかったんですが、これはなんぼでもいける！
もちろん、生産だけでなく東京での経験を生かして、営業活動も積極的です。
ちょうどボクたちが畑に着いた時には、野菜のバイヤーの方が畑の視察に来られていました。
商社マンの営業力、恐るべしやで、、、
空き家再生もやってます
自らが移住した時に住む場所がなかなか見つからなかった経験をもとに、空き家再生の活動もされています。
空き家問題は全国的に深刻。
指宿市もその例外ではないそうです。
本当は家主だって空き家のまま放置しておきたくはないはずです。
だけど家財道具を処分するためにはお金も労力もかかる。
もしかしたらいつか使うかもしれないし、、、
そんな感じで、ずるずるとそのままになっている家が多いのだそうです。
そこで浦野さんは行政とも協力して、空き家の中に残っている家具の処分を請け負う活動をしています。
そしてきれいになった家を別の人に貸し出す。
家主には家賃が入るし、空き家も減るし、一石二鳥！
このエリアは
- 山が近くて水がいい
- 漁港が近くて海産物も豊富
- 平地が多いので移動が楽
- 歩いて行ける場所に温泉がある
- 一軒家の家賃が1.5万円程度
というように生活環境がめちゃくちゃいいんです！
車があれば市街地までそんなにかからないし、場所を選ばない仕事であったら全然問題ないですよねぇ。
浦野さんは自分の家だけでなく、ゲストハウス開業を計画されているそうです。
完成したらゆっくり滞在してみたい！
お土産は有機野菜詰め合わせ
大根を収穫！
丸々と育った玉ねぎは生でも食べられる「そこにあるの好きなだけ持って行っていいから！」
それでは遠慮なくいただきます！
記念に１枚！野菜だけでなく地域も育てる。
自分の住んでいる大好きな土地だからこそ、持続的な活動が大事なんですね！
農園の様子や野菜販売の情報はこちらから！
ユーファームFacebookページ
野菜たっぷり晩御飯
愛情満点で育った野菜たちをありがたくいただきました！
タマネギは同じく鹿児島さんの黒豚と合わせて生姜焼き。
ダイコンはなます漬け。
エンドウは豆ご飯になりました。
肉の存在感にも負けないしっかりとした味のする野菜たち。
元気出るわぁ！
