山梨県の北の方。
長野県との県境にある北杜市といえば何を思い浮かべますか?
そういう人も多いんじゃないでしょうか。
そんな皆様を代表して、北杜市在住の友達に街を案内してもらってきました。
いやー、正直なめてましたね。
めちゃめちゃおもろい街でした。
関東圏ならそんなに遠くないし、絶対に行った方がいいよ。
2日間では全然回りきれなかったんですけど、駆け足で紹介していきます!
もくじ
【名所】三分一湧水
その昔、水争いをしていた村同士を武田信玄が仲裁したという伝承が残る「日本名水百選」にも指定された湧水。
水量がめっちゃ豊富。これでもかっていうぐらいに湧いてくる。
さすが3つの村の水を支えただけあるよね。
近くには湧水を利用した蕎麦屋さんもあります。
参考:三分一湧水館
【牧場】清泉寮ジャージーハット
ジャージー牛乳を使ったソフトクリームは濃厚で甘党にはたまらん味。
泊まりじゃなくても食べられるので、清里に来たら迷うことなく行ってください。
店の外はテラスになっていて、雄大な牧場の景色が拝めます。
冬場はめっちゃ寒いけどね!
参考:清泉寮
【展示】ポール・ラッシュ記念館
戦後、清里を中心に日本の復興活動に取り組むと同時に、日本にアメリカンフットボールという競技を紹介した人でもある。
生前の栄誉をたたえ「日本アメフトの父」の称号を持つ。
そんな博士の生前住んでいた家がそのまま記念館として展示されています。
開拓の歴史だけでなく、アメフト関連の展示も充実している。
ちゅーか、半分はアメフト。
アメフト大好きだったので、めっちゃ興奮しました。
参考:ポール・ラッシュ博士
【レストランバー】Night Market
北杜市に移住しきたマスターのお店。
すぐ近くの畑で自家栽培した野菜を使った料理も楽しめます。
お酒もかなり種類が揃っていて、特にラムがすごい。
国ごとに特徴があるなんてまったく知りませんでした。
飲み比べができるので、お気に入りのラムが見つかるはず。
僕は、見つかりました。
参考:公式HP
【銭湯】北杜市温泉健康センター
ぱっと見は地域の人が通う健康ランドって感じなんだけど、湯質がめっちゃいいです。
ミネラル成分を多く含んでいて、肌はすべすべになるし、湯冷めもしにくい。
ゆったりとした湯船にサウナと水風呂という布陣はスタンダードにして最強。
参考:公式HP
【パン屋カフェ】Megane
北杜市は個性的なパン屋が多い街でもあります。
パン屋マップが作られているぐらい人気店も多い。
そんな中で、店内で食事もいただけるこちらのお店へ。
セルフビルドされた建物は絵本から飛び出してきたみたい。
ゆったりの流れる時間の中でいただく、パンは素朴ながら贅沢な朝食でした。
参考:公式HP
【ロッククライミング】岩
「人はなぜ岩に登るのか?」
その謎に答えを出すため、自らロッククライミングに挑戦してきました。
結論は動画にて!! pic.twitter.com/FLxpDDjwCt
— 六角人@晴耕雨webな複業農家 (@rokkaku0506) March 7, 2019
北杜市にはクライミングの聖地と呼ばれる瑞牆山を始め、クライミングスポットが多く、山が好きな人にはたまらない環境。
僕も初めて自然の石を登らせてもらいましたが、まったく歯が立ちませんでした。
初心者向けっていわれたんやけどなぁ。
鍛え直して出直してきます。
参考:白州ボルダー
【ウイスキー蒸留所】白州蒸留所
近年のウイスキーブームの中でも特に人気を誇る白州の蒸留所。
事前予約は必要ですが、たった1000円でウイスキーの歴史から実際に稼働している蒸留所見学、テイスティングまで盛りだくさんの内容が楽しめます。
お酒好きなら行ってソンなし、いやホンマに!
まさに今熟成中の樽が所狭しと収められた貯蔵庫は天国でございました。
白州が「森香る」といわれる意味が体感できます。
参考:公式HP
【パン屋】ゼルコバ
パン屋2件目。
地元では今最も勢いのあるパン屋さんだと噂の人気店。
古民家の土間を改装した店内は、駄菓子屋っぽい気軽な雰囲気なんですが、パンは本格派。
クリームは注文してからつめてくれるこだわりようでした。
売り切れ次第閉店なので早めに行くべし。
参考:公式HP
【日本酒酒蔵】七賢
北杜市にある酒造で、近隣にもその名を轟かせる七賢酒造。
酒蔵見学ができるほか、お土産売り場やレストランも併設されているので、ゆっくり楽しめます。
観光バスで多くの観光客も訪れる定番の観光コース。
参考:公式HP
【和菓子屋】金精軒
七賢酒造の斜向かいにある地元で昔から親しまれている和菓子屋さん。
山梨のお土産として有名な「信玄餅」ですが、一般によく知られているのは笛吹市に本店がある桔梗屋さんの「桔梗信玄餅」
本来「信玄餅」を名乗れるのは北杜市の金精軒さんだけなんですって!
知らんかった。
もちろん「信玄餅」だけじゃなくていろんな和菓子も売っています。
参考:公式HP
【古民家食堂】つがね食堂
津金地区にあるリフォームした古民家を一部食堂として解放されています。
土間の使い方がカッコいい。
店主は料理研究家としても活動されていて、メニューは2〜3週ごとに変わっていくそうです。
今回は地元の野菜を使ったトルコ料理をふるまってくれました。
小分けされたお惣菜も売られているので今日のおかずにもう1品どうぞ。
参考:公式HP
北杜市の旅まとめ
北杜市の新旧名所をめぐりまくる旅。
全体を通して感じたのが、もともとあった地域のいいところを、外から来た人が発見して、さらに磨き上げるっていうパターンがめちゃめちゃ多いってこと。
特に飲食に関わることが多いのは、ぐるりと囲む山脈から供給される豊富で質の高い水のおかげでしょう。
お酒や食べ物の基本はやっぱり水ですから。
いくら技術があっても水が悪ければいいものはできない。
本物にこだわる人ほど北杜市に惹かれるんじゃないでしょうか。
以前は軽井沢と並んで避暑地として栄えた時期もあるのですが、現在は落ち着いています。
正味な話、駅前には潰れた店も多く、寂れた景色も広がっていました。
しかし、だからこそ、一過性のブームに惑わされず、じっくりと自分の理想に向き合って、本当に価値あるものを生み出していこうという気風が育ちつつあるとも感じました。
季節によってもかなり印象が変わると思います。
次は夏に来てみたい。
回数を重ねるごとにより深く楽しめる気がする、そんな場所でした。