お世話になっている寿司屋の大将のお店がリニューアルオープンされたとのこと。
知人からの紹介で知り合って以来、何かとお世話になっている飲食の大先輩です。
これはお祝いのひとつも申し上げねばならぬ。
といっても、飲食店なんだから、100回お祝い言うぐらいなら1回食べにいけ、と。
ちゅうことで、昼間っからギロッポンでシースー食べてきました。
こだわりが感じられる店ってカッコいい
とりあえず、初っ端を飾ったイカの勇姿をご覧頂ください。
新しいお店は当たり前ですがホンマに綺麗で。
店構えから内装、皿の1枚1枚、ちょっとした小物にいたるまで大将のこだわりがつまりまくってました。
いい加減なものなんてひとつもない。
すべてに気持ちがこもってる感じが、カッコいい。
もちろん、それは料理にも言えることです。
お寿司のコースなので握り寿司だけでなく、煮物、焼き物、お刺身など表情も豊か。
そんな丁寧な仕事で生み出される料理を頂きながら、これまたこだわりで選び抜かれた日本酒を飲む。
すなわちこれ、最高ということです。
行きつけの店がある、ということ
ボクは大阪から上京してきたので、始めのうち東京で知っている人はまったくいませんでした。
でも10年もの時間を過ごしているうちに少しずつ世界が広がっていって。
六本木に行きつけの寿司屋がある、なんて上京当時は思いもしなかったことになっています。
行きつけの店があるって、第2の故郷ができたみたいなもんなんですよねぇ。
今後東京を離れたとしても、行きつけの店さえあれば帰ってくる場所ある。
時間が空いても変わらない表情で迎えてくれるお店があるって、ホンマ幸せなことです。
ボク自身もお客様にとってそういう店でありたいと思いながら営業しています。
ただ料理を出すだけでは能がない。
一生に何回あるか分からない食事を自分の店で召し上がってくれる方がいしゃっしゃるなら。
そんなもん、思い出に残る食事にしてほしいですもん。
現実問題として、すべてのお客様を満足させるサービスっていうのは難しいけど。
それでも常に完璧を目指す意識は持ち続けてないとプロじゃない。
行きつけになる店の条件
ボクがずっと通っている店には共通点があるんですよ。
それは、おいしい以外の感情まで揺さぶってくれる店。
- 落ち込んだ時に元気を出したい。
- ゆっくり自分と向き合いたい。
- 親しい仲間を呼んで騒ぎたい。
人間だから生きていれば良いことも悪いことも色々起こるはず。
先輩の店に行かせていただいて、改めて気付かされました。
飲食店やるなら、お客様の悲喜交々の人生を受け止めるぐらいの店をやらなきゃダメだな。
そんな懐の深い店こそが、多くの人から愛され、行きつけにされていくんちゃうかなー。
誰かの人生に思い出の舞台として登場できるような店。
ソウイウモノニワタシハナリタイ。
まいどおおきに!!