どーも。六角人(@rokkaku0506)です。
昔から「ちょっと変わってるヤツ」だとまわりからは言われてきました。
さいわい、変わっていることを原因にイジメを受けたり孤立したりすることもなく、むしろ「なんか面白いヤツ」という感じで、友達からも好意的に受けいられてきました。
しかし、会社員を続けているうちに「変わっている」ことで、まわりとのギャップに違和感を感じることが多くなって。
色々自分なりに試してみたけど、どうしようもなくなってきたので、精神科へ行くことにしました。
もくじ
自分のことがよくわからない
たとえば。
自分にとっては「当たり前」のことが、まったく他人からは受け入れれない。
良かれと思って出た言動で、まわりの人を嫌な気持ちにさせてしまう。
そんなことを続けているうちに「人の気持ちがわからないヤツ」という評価を受けるようになりました。
それでも、上司やスタッフに恵まれたこともあり、楽しく働けていたのです、が。
店長という立場もあり、笑って許されないようなミスも起こすようになってしまいました。
人の気持ちがわからないだけでなく、普通の人なら1回注意されればわかるようなことを、何回もミスしてしまう。
「なんで、そんなことするんだ?」と聞かれても、理由なんてない。
なんとか自分なりに原因を探ってみるのだけど、根本的な解決には繋がらない。
ボクは、自分のことがよくわからない。
このままじゃアカン。
仲間にもめちゃめちゃ迷惑かけるし、何より自分自身がすっきりしない。
モヤモヤとしたまま仕事を続けているうちにある本に出会いました。
「発達障害」
思ったようにうまくいかないのは、能力のせいではなく、脳の障害のせいではないのか。
自分という最大の謎を解明する鍵はここにあるのかもしれない。
発達障害ってなんやろ
発達障害とは、生まれつきの脳機能の発達のアンバランスさ・凸凹(でこぼこ)と、その人が過ごす環境や周囲の人とのかかわりのミスマッチから、社会生活に困難が発生する障害のことです。
人間誰しも、得意なことや不得意なことがありますが、その中でも発達障害のある人は、得意なこと不得意なことの差が非常に大きかったり、他の多くの人と比べて違った物事の感じ方や考え方をしたりすることが多くあります。そのため、勉強や仕事の理解や進め方、注意の集中や持続の偏り、対人関係でのすれ違いなど、生活に支障をきたしやすいのです。
引用:発達障害とは? | LITALICO(りたりこ)発達ナビ
生まれつき脳の一部の機能に障害があるので、病気ではないみたいです。
発達障害の中にもいろいろあって、代表的なものとしては
自閉症スペクトラム障害(ASD)
コミュニケーションと社会性の困難を特徴とする障害。
アルペルガー症候群もこの中に含まれます。
注意欠如・多動性障害(ADHD)
年齢的に相応した言動などに不注意・多動・衝動性の衝動が複数見られる障害。
一言でいうと、いつまでたってもおっちょこちょい。
学習障害(LD)
知的発達には問題はないが「聞く」「話す」「読む」「書く」「計算・推論する」などの特定の能力を要する学習が極端に困難な障害。
全体的な知的発達には遅れがないため、診断が難しい場合も多いらしい。
すべてに言えるのが、子どもの頃から様々な言動に兆候が表れているものの、ぱっと見は普通の人と何も変わらない。
むしろ学校の勉強はできたりするから、気付かれないまま大人になることも多い。
学生時代にはたいして問題にならなかったことが、社会人になった環境の変化で一気に現れてきて、まわりの人たちとうまくやれないことが増えてくる。
そんな「大人の発達障害」で悩む人が少なくないようで。
先ほど紹介した「発達障害に気づかない大人たち」には実際の発達障害の例がたくさん出てきます。
いろんな例に照らし合わせてみたところ、ボクは発達障害の中でも「ADHD」なんじゃないか、と疑うようになりました。
自分で自分のことがよくわからない
今までの人生の中で「ADHD」っぽいものを思い出してみると。
- やらなきゃいけないとわかっていてもなかなか取りかかれない。
- 夏休みの宿題なんかは必ず最終日に無理やり終わらす。
- 言われたことをすぐ忘れる。
- 大切なものでもすぐなくす。
- 整理整頓が苦手。
- 部屋の片付けもまったくできない。
- 嫌いなことはすぐに飽きてしまうのに、好きなことには寝る時間を忘れるほど熱中する。
- 勢いでめちゃめちゃ高い買い物をする。
- いろいろしゃべるわりには、本当に伝えたいことはなかなか伝えられない。
書き出したらいくらでも出てくる。
文字にしてみると、けっこう危険なヤツなんですが、自分のことは割と普通の人間だと思ってきました。
でも、同じようなミスや考え方の食い違いを繰り返しているうちに、自分のことがよくわからなくなってきました。
ボクにとっての普通が、異常なんじゃないか。
普通の人が当たり前にやることが、ボクにはめちゃめちゃ難しい。
たいがいのことは笑って許せる方ですけど、さすがにストレスを感じることも多くなりました。
思い切って病院に行ってみた
今までも本を読んだり、人に相談したりしながら、自分なりに改善策を考えて少しずつよくはなってきました。
しかしもう、はっきりしないままアレヤコレヤとやっているのがメンドくさくて。
ゆーても34歳ですから。
あんまり回り道してる余裕もなくなってきたんですよね。
やりたいこともいっぱいあるし。
障害があるならあるで、わかってる方が対策も立てられるはず。
まずはwebで無料チェック
「ADHD」についてわかりやすく説明してくれているサイトがありました。
このサイトでは、自分に「ADHD」の傾向があるのか、無料でチェックすることができます。
ちなみにボクの場合、ほぼすべての項目が「頻繁」以上に当てはまっております。
4つ以上当てはまる方は病院で相談した方がいいみたい。
同じサイトで全国の専門病院も検索できるので、さっそく通いやすい近くの病院を探しました。
初回診察の様子
すぐに予約をして、時間通り病院に着。
事前にweb上で問診票を書いていたのですぐに診察が始まりました。
しかし、いざとなったら何から話していいかわかりません。
だってそもそも自分の状況が正常なのか以上なのか、病気なのか健康なのか、何が正しくて何が間違っているのか。
ボク自身が1番よくわかってないんですから。
話しづらそうにしていると先生の方から
「話したいことから話してくれていいですよ」
いつも「結論からわかるように話せ」とか「自分のことばっかり話すんな」と言われることが多いので、先生の言葉はめっちゃありがたかったです。
それから
- 今の会社で困っていること。
- まわりのみんなからよく言われること。
- それでも、助けられながらそれなりにやれてきたこと。
- でも、もっとうまく自分の考えを伝えたり、人と関われるようになりたいこと。
など、思いつくままに話しました。
先生は相槌を打ちつつ、たまに質問したりしながら、とりとめのない話を聞いてくれました。
で、30分ほどの診察は終わりました。
結論
「ADHDの傾向が見られますので、精密検査を受けてみましょう」
もし発達障害だったとしても、自分が自分じゃなくなるわけじゃない
ちゅうことで、専門機関で精密検査を受けることになりました。
I.Qテストみたいなヤツ。
どこが悪いかを見つけるというよりは、脳の使い方の癖や得意不得意を見極めるためのテストらしいです。
いよいよ雲行きが怪しくなってきたけど、ホンマはちょっとうれしいです。
長年付き合ってきた自分という意味不明な生物の謎が解明されるかもしれないから。
今まで悩んできたことに具体的な対応策が見つかるかもしれないから。
気持ちはわりと前向きです。
もし精密検査の結果、発達障害だったとしても、自分が自分じゃなくなるわけじゃないし。
自分自身は変えられないかもしれないけど、自分のコントロールの仕方や、まわりへの対応の仕方は変えられる。
そしたら、もうちょっと生きやすくなるんちゃうか。
精密検査を受けるまでに2〜3週間。
検査の結果を分析するのにまた2〜3週間。
最終的な診断結果が出るまでには2ヶ月ほどかかるみたいです。
せっかくの機会なので、自分とがっつり向き合ってきます!