日本人なら1回は聞いたことがある歴史上の大事件。
「関ヶ原の戦い」
そんな超有名な「関ヶ原」をどストレートに描いた作品が公開されました。
ボク自身は、昔っから歴史とか時代物が大好きです。
大河ドラマも毎年1話も欠かさず見てるし、小説なんかでも歴史をテーマにしたものをよく読みます。
しかもこの「関ヶ原」は原作が司馬遼太郎。
しばりょー作品は学生時代に読み漁っていたので、これはもう見にいくしかないですな。
っちゅうことで、さっそく見に行ってきたんですが。
まさに歴史好きにぴったりの映画でした。
忘れないうちに、この映画を見るためのポイントをまとめます。
もくじ
映画「関ヶ原」のあらすじ
昨年10月に映画『関ヶ原』のロケに行きました。車から降りるとススキと壮大な山々。馬に乗り目の前に颯爽と現れたのは石田三成と島左近。「ここは戦国時代だ。天下分け目の戦いが始まる」と素直に思いました。
音楽戦を私もせねば、己との戦いだと覚悟を決めた場所でした。もうすぐ公開。嬉しい⭐︎ pic.twitter.com/uDHD2pEfyI— 作曲家:富貴 晴美(ふうき はるみ) (@gababon2013) 2017年8月22日
もう知ってるよって人もいると思いますが、改めて簡単にまとめると。
関ヶ原の戦いとは戦国時代に天下統一を果たした豊臣秀吉の没後、次に誰がトップになるかを決めるための戦いでした。
豊臣方(西軍)の代表が石田三成。
徳川方(東軍)の代表が徳川家康。
日本全国の大名たちを巻き込んだまさに天下分け目の戦いで、その勝敗を決した場所が現在の岐阜県にある関ヶ原でした。
両軍合わせて20万人近くの武将が入り乱れた日本史上最大規模の戦いでしたが、わずか6時間ほどで決着。
というのも、この大戦。
始まる前からすでに勝敗は決まってしまったいたんですね。
始めは西軍が押していたにもかかわらず、徳川方の懐柔工作により、豊臣方の有力大名は次々と裏切るという展開に。
味方の裏切りにより、石田三成は敗走し、捕らえられ、処刑されてしまいます。
映画は実際に戦が始まる前からスタートします。
石田と徳川の因縁や、生き残るために繰り広げられる、騙し騙されの人間模様を描きながら関ヶ原へと突入していきます。
映画「関ヶ原」の登場人物
石田三成(岡田准一)
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西軍の登場人物
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まずは西軍を率いる大名 #石田三成‼️「愛」と「正義」を貫き通”純粋すぎる”武将。#映画関ヶ原 では、情から命を助けた初芽に愛おしさを抱く場面も描かれます…💓 pic.twitter.com/ES5TyJOdis
— 映画「関ヶ原」 (@sekigaharamovie) 2017年7月11日
西軍を率いる主役の石田三成を演じるのはV6の岡田くん。
最近は「永遠の0」や「海賊と呼ばれた男」など、信念を貫き通す男を演じることが多い印象。
大河ドラマ「軍師官兵衛」でも黒田官兵衛役をやっているので、戦国時代には慣れているはず。歴史オタクらしいし。
「関ヶ原」でもコミュ障ながら、豊臣への忠義と自身の正義を貫くために最後の最後まで生き抜く姿を熱演しています。
純粋にカッコいいな!
徳川家康(役所広司)
伊藤さんが語った #映画関ヶ原 の見てほしいところ👀
「家康さまの、おなかの大きさがすごかったです!びっくりして、とても印象的でした!」
特殊メイクで大きくしたお腹。舞台あいさつでは役所さんは「ダイエットしました!」と割りをとっていました(笑) pic.twitter.com/PwQdVCqkSS
— 映画「関ヶ原」 (@sekigaharamovie) 2017年8月30日
石田三成を権謀術数で追い詰めて、天下を狙う徳川家康を演じるのは役所広司。
もうね、ホンマに狸親父。
徳川家康が生きてたらこんな感じだったんだろうなー。会ったことないけど。
豊臣方の武将たちをあの手この手で自軍に引き込んでいく様は悔しいけどすごい。
これじゃあ、三成が勝てないのも仕方がないっていう説得力があります。
初芽(有村架純)
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西軍の登場人物
\ある事件で、三成を命を救われる、#初芽。
石田家の”犬”として尽くすうちに、三成の純粋さに惹かれていきます💓#映画関ヶ原 pic.twitter.com/t1Uf1E1bcR— 映画「関ヶ原」 (@sekigaharamovie) 2017年7月13日
三成に使える女忍、初芽を演じるのは有村架純。
この映画のヒロインでもあります。
時代劇初挑戦っちゅうことで、どうしてもちょっと違和感を感じてしまうことはあるんですけど、体当たりの演技で魅せてくれました。
[映画ニュース] “忍者”有村架純の泥だらけ&太ももあらわなアクション初公開!「関ヶ原」場面写真 https://t.co/zcHL6mvtrN pic.twitter.com/WCVpguNXng
— 映画.com (@eigacom) 2017年8月24日
アクションもこなしてるし、後半はほとんど泥まみれでしたね。
映画「関ヶ原」の感想
緊迫の情報戦
戦国時代なんて刀と鉄砲でしょって感じですが、いつの時代も情報を早く握ったものが勝つ。
掴んだ情報から相手の出方を予想し、先手を打ってつぶす。
特に前半は三成と家康の激しい情報戦が描かれます。
家康の目論見を徹底的にジャマする三成。
しかし、家康が人の情に訴えかける作戦に切り替えてから状況が一変します。
しょせん、人は誰かを使うか、誰かに使われるしかない。
三成は人を使うのがヘタだったんですね。
理想と正義だけでは人はなかなか動いてくれないってことです。
情報戦の鍵を握る忍者たちの活躍も見所。
それぞれの能力を使いまくって、主君のために命張ってます。
義を貫く生き方
理想のために生きるってすげー難しい。
人間はやっぱ弱いから、目先の欲とか、甘えとか。
すぐに優しい方に流されがち。
人間らしいっちゃ、らしいんだけど。
ストイックに自分の生き方を貫く人はカッコええっす。
合戦シーンの迫力
#映画関ヶ原🎬撮影日誌
合戦シーンはどのシーンもリアル、ものすごい臨場感で描かれています‼️
原田監督がこだわったシーンのひとつが槍隊の合戦。長い槍が絡まってぐるぐると回るような合戦シーンは棒倒しがヒントになっているそうですよ👀 pic.twitter.com/lUKEr0whfX— 映画「関ヶ原」 (@sekigaharamovie) 2017年8月15日
エキストラ3000人、馬400頭が登場するという最後の合戦シーンは迫力満点。
ドローンを使った空撮もやっているので、広大な戦場の様子も伝わってきます。
歩兵が槍襖で戦うシーンなんか見てると、かなり現実に近い合戦シーンなんじゃないかなぁ。
とりあえず、島左近はチート級に強い。
例えるならファイナルファンタジータクティクスに出てくるシドみたいなもん。
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西軍の登場人物
\本日は三成が最大の敬意を持つ、#島左近 をご紹介‼️
20歳の年の差があり、時に兄のように三成をたしなめ諭すこともありますが、三成が秀吉への「義」を貫く姿に心服します✨#映画関ヶ原 pic.twitter.com/kNVQeivoWw— 映画「関ヶ原」 (@sekigaharamovie) 2017年7月14日
歴史の知識がないとしんどい
正直、関ヶ原を描くには映画1本ではあまりにも短い。
よって、物語は重要な部分を押さえつつも、ガンガン進んでいきます。
間の展開や、他の人の行動などは歴史を知っている人なら当たり前のことですが、知らない人はまったくわからないはず。
用語の説明などもないので、下手したらどっちが味方か敵かすらわからなくなりそう。
基本的に、合戦シーンでは全員鎧着てるし。
岡田くんや有村架純だけを目的に見に行ったら痛い目を見るでしょう。
少なくとも学校で習うぐらいの知識はある上で、歴史的有名な場面がどうやって描かれるのかを楽しむという見方が正解です。
「愛」と「野望」、激突!
というキャッチフレーズですが、かなり野望の成分が多目。
石田三成の生き様に憧れつつも、徳川家康の頭の良さと行動力に圧倒される映画です。
さいごに
音尾琢真が福島正則役で出演!映画「関ヶ原」は明日8月26日(土)全国ロードショー。劇場でぜひご覧下さい!https://t.co/tGq00bwkUS @sekigaharamovie pic.twitter.com/5KpCrgzvMd
— CREATIVE OFFICE CUE (@OFFICECUE) 2017年8月25日
歴史的な部分以外でいうと。
個性的な武将たちを演じる個性的な役者たちの演技はめっちゃよかったです。
特にお気に入りは福島正則役の音尾琢真さん。
顔。とにかく、顔のインパクトがすげぇ。
⚔ #映画関ヶ原🎬登場人物 ⚔
戦国時代に終止符を打ち、天下統一を成し遂げた #豊臣秀吉 を演じるのは「俳優の道を志した時から豊臣秀吉という人間を演じるのが夢でした。」と語る #滝藤賢一 さん‼️
秀吉は晩年は家康を恐れながら、三成にすべてを託します。 pic.twitter.com/vmYAtN0cuy— 映画「関ヶ原」 (@sekigaharamovie) 2017年6月5日
滝藤賢一さんの秀吉も狂気を感じる怪演っぷりです。
内容盛りだくさんの映画なんで、自分のお気に入りを見つけて楽しんでみるのはどうでしょうか!
映画で描ききれなかった部分は原作で。
より、それぞれの登場人物を深く掘り下げて書いてくれています。