今年の5月に東京で行われた仏教イベント「向源」に参加しました。
そして11月にもおもしろそうな仏教イベント発見しました。
「十夜祭 -ju ya fes-」
仏教儀式の法要もついにフェス化!
場所は数々の有名仏閣を有する1000年の都、京都!
ご利益あるのか罰当たりなのかわかんないけど、こういうの、好きやわぁ。
ありがたい教えも伝わってナンボ
昔から受け継がれてきているものを、現代の解釈でアレンジしたりすることには眉をひそめる人も多い。
けどさぁ、こういうのっていくらありがたがらそうとしたって、受け取る側がなんにも感じなかったら意味ないよね。
特に仏教なんて聖徳太子の頃に日本に伝わったわけだから、1500年近くの歴史がある。
もはや日本人にとっては宗教っていうか、文化みたいなもんやん。
普段は信心深いことなんかいっさいない人でも、お祭りや初詣なんかで神社仏閣には何の抵抗もなくお参りしている。
お葬式もあげれば、お墓参りもする。
仏教の教えを知らなくても当たり前に手を合わせている。
無意識のうちに帰依してるんですよ。
それなのに、今更仏教をありがたがれって言われたって、なんか違うよね。
でも、イベント化することで意識的に興味を持ってもらうきっかけになる。
なんでもそうやけど、まずは興味を持ってもらわないと話にもならない。
仏様はエラいんだぞってふんぞり返ってたって、誰も寄って来ないっすよ。
そうなると、やっぱ伝える側の方が歩み寄っていくしかない。
「古来から脈々と受け継がれてきた慣わしや、無形文化継承のあり方を、今、表現したい。共に考えていきたい」
そんな熱い思いから始まった仏教フェス。
気になる内容をちょっとだけご紹介。
アイドル布教
今回のフェスではなんと5人組の仏教系アイドル「てら*ぱるむす」のデビュー法要も行われます。
「てら*ぱるむす」とは「煩悩多き煩悩多き衆生とともに修行する」ことをテーマに勢至、文殊、観音、普賢、弥勒の5人からなる菩薩アイドルである!
菩薩アイドルと言えば、愛$菩薩先輩を真っ先に思い浮かべるのですが、今回はこのデビュー法要にゲストとして参加されます。
さすがアイドル布教の先駆者!
また東京でも法事やってくれないかしら。
アイドルであるももクロがプロレス的演出を取り入れたおかげで新たなプロレスファンが増えたように、仏教界もアイドルを通して新たな信者を獲得できるかもしれない。
まあ、信者っていうと堅苦しくなるかもしれんけど、要するに仏教に親しみを覚える人。
仏教って時代とともに様々な信仰の形を生み出してきたじゃないですか。
出家しなくたって在家信者でもいいとか、難しいことは考えなくてもいいからとにかく念仏を唱える専修念仏とか。
本当にガチな人以外は規律なんてあってないようなもんだし、それでもお寺に行けば自然と手を合わせられる、そういうライトユーザー的な信仰だってありなはず。
アイドルを応援するその先に仏様の教えがあったっていい。
入口はなんであっても、仏教に関心を持って、さらに知りたいと思ってもらえれば、それはとっても意味があること。
毎日の生活をちょっと豊かに穏やかにしてくれる。
現代に求められる仏教ってそういう感覚がちょうどいいのかも。
まずは行って見て体験して
思ってる以上に現代の仏教って自由ですよ。
なんにも知らない人でも気軽に行けるし、特に宗教の勧誘を受けるわけでもないし。
近所のお寺に初詣しに行くぐらいの気持ちで十分です。
プログラムみてみるとホント色んな企画があります。
- 仏教アイドルライブ
- アラサー僧侶とゆるーく話す会
- BoSan 漫画夜話トーク
- みんなで唱える南無阿弥陀仏
- 僧侶ロボット制作過程展示
- お寺で宇宙学
他にも攻めた企画がいろいろと。
これ全部、由緒あるお寺で本物のお坊さんがやってるんすよ。
おもしろすぎません?
楽しくて勉強にもなって、なんとなくご利益もありそうな仏教フェス。
ベタな京都観光はしたくないって方にもオススメです!
詳細は公式HPから。
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