どうも!肉屋六角(@rokkakujizo)でございます!
ゴールデンウィーク中に行われている世界最大級の寺社フェス「向源2016」に行ってきました。
寺社フェスってなんやねん?
って感じですが、とにかく行ってみました。
自分の目で見てみないと分からへんしね。
そんなゆるいノリで参加したイベントで、逸材に出会ってしまったのです。
奈良が生んだキセキの子、今拝める菩薩「愛$菩薩」
菩薩光臨!!
攻めた設定のピン芸人だなーと思っていたら、さにあらず。
本物のお坊さんで、お寺の副住職も務めておられます。
そして、本職のかたわら、若者へ向けて仏教に関心を持ってもらうべくアイドル活動をされているのです。
関西での活動がメインのため、東京で拝顔できるのは非常に貴重な機会とのこと。
これはご利益がありそうやで!
法事(ライブ)スタート!
もちろんアイドルなので歌って踊ります。
曲はゴリゴリのトランス系なのですが、歌詞は読経。
ありがたいお経がクラブミュージックに乗せて、繰り広げられます。
不思議なことに、いい感じなんですよね。これが。
△後光が射しておられる!
ちなみに後ろでDJやたれている方もお坊さんです。
さすが寺社フェス!!
僧尼アイドルの魅力は歌と踊りだけじゃない
法事と言えば、お坊さんからのありがたい話である「法話」が付き物。
もちろん、ライブの途中にも法話(MC)がございます。
△さっきまでのノリノリな雰囲気から一転して、ガチの法話。
読経中は盛り上がっていた会場もこの時ばかりはおとなしく拝聴しています。
△真面目な話をしていたかと思えば、そこは関西人のサガ。
笑いの要素も多いです。
奈良出身なので基本的な会話はすべて関西弁。
しゃべっている姿だけを見ていたら、ホンマにピン芸人みたい。
後ろに映り込んでいる鹿は移動用愛鹿のスガシカコ。奈良だけに!
ちなみに学生の頃に組んでいたバンドの名前は「釈尊ファイブ」らしいです。
現代の踊り念仏
これが本当に仏教を広めることになるのか、賛否が分かれるところです。
でも考えてみれば時宗の祖である一遍上人だって踊り念仏を始めたことはものすごく批判にあったと思うんです。
昔から続いている伝統的なモノを崩して新しいことを始める時に批判は避けられないですから。
特に宗教のように信仰に関わることは、歴史的に見ても戦争の種になるほど大きな問題になってきました。
でも、大事なのは仏教の教えが人に伝わること。
そのためだったら伝え方は何だっていいんです。
ありがたいお経だけあっても、人は集まってこない。
そのお経の意味を理解して、的確に伝える人がいてこそ、意味があるんですよ。
基本的に人間は楽しいものにひかれる生き物ですから。
今までがそうだったように仏教も時代とともに変わっていくもんなんです。
若者の宗教離れが進んでいる。
全国のお寺で檀家の数が減って存続が危ない。
そんなことを喚いている暇があったら、彼女のように衆人の中に降臨してやればいい。
待ってても問題は解決しないんでね。
こういうことって、ボクが今やっている飲食業でも同じこと。
うまい店=流行る店じゃないんです。
うまいのは当たり前で、それをどうやってお客様に伝えていくかが大事。
流行っている店って食材や料理の見せ方がしっかりしてるもん。
いやー、菩薩さんのライブのおかげで、自分の仕事の悟りも得られました。
まとめ
というわけで、愛$菩薩のライブは踊りと歌と法話と笑いの総合仏教エンターテイメントでした。
過去のライブ映像がyoutubeにあったので貼っておきます。
愛$菩薩&愛$子&WINGS LIVE@菩薩SONIC6
定期的にライブやっているので、最新情報は公式HPから。
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