一言に牛肉といっても色々な種類があります。
スーパーに行けばいろんな産地、いろんな種類の牛肉があるし、
焼肉屋に行けば、同じ牛の肉でもいろんな部位の名前が書いてあります。
もうね、ややこしいねん!
そんないっぱいあってもわかれへんねん。
実際のとこ、どれか1番うまいねんな!
そんな1億2000万人の国民の疑問に
全力で答えていきます!
まずは、牛肉の分類について。
牛の種類を知るがうまい肉を食べるための第一歩です。
もくじ
牛肉は大きく分けて2種類!
スーパーの肉売り場に行ってみると、ズラーっとパックされた牛肉が並んでおられます。
ラベルには国産、アメリカ産、和牛など色々書かれているはず。
極端にいうと、どんな牛肉であっても世の中には2種類の肉しか存在しません。
それは「国産牛」か「輸入牛」
おいしい肉選びのためにまずはここをしっかり押さえてください。
「国産牛」は主に3種類
国産牛その1「和牛」
お高いステーキハウスや焼肉屋で出てくるような、あのお肉です。
イメージ的にはこんな感じ。
詳しくいうと黒毛和種、褐色和種、日本短角種、無角和種という4種類の和牛がいます。
しかし国内で流通する和牛の90%以上が黒毛和種なので、和牛といえば黒毛と思ってほぼ間違いないでしょう。
和牛の中でもそれぞれの地域で定められている厳しい審査をクリアした牛のみが与えられる称号が「ブランド牛」です。
松坂牛や神戸ビーフなんかが有名ですね。
産地以外にも尾崎牛や田村牛など、飼育した人の名前がつく牛もいます。
国産牛その2「ホルスタイン種」
牧場にたくさんいる白黒のやつです。
メスは搾乳用なので、食肉用はだいたいオス。
分厚く切ると固いので、薄くスライスか煮込み用に使うのがベスト。
国産牛その3「交雑種」
あまり値段の高い肉は手がでないけど、美味しいものも食べたい!
そんなわがままな願いに応えて生み出されたのが「交雑種」です。
よくあるのは、和牛×ホルスタインのパターン。
和牛の血統が入ることで肉質が良くなります。
「輸入牛」は国別に分かれる
「輸入牛」とは文字通り海外からやってきたお肉。
海外で育てられ、海外で屠畜されたものが、パックに入って輸入されてきます。
主な輸入先としてはアメリカかオーストラリアが多いですね。
それ以外だとニュージーランドやチリなんかもあります。
個人的にはアメリカ産牛が好き。
肉食ってる感!
ちゃんと下ごしらえすれば、そんなに固くもないし。
オーストラリア産はちょっと癖があるんですよねー。
好みが分かれるところです。
実はややこしい産地問題
ここまで説明しておいてなんですが、上記の分類方法には曖昧な部分があります。
実は、海外で育った牛を生きたまま日本に運んで一定期間飼育すると分類上は「国産牛」になります。
もっというと、外国種であるジャージー牛やアンガス牛でも、日本国内で飼育すれば「国産牛」ということになります。
さらにさらに。
近年では和牛の遺伝子が海外にも流出したため、「オーストラリア産和牛」なんてのも誕生しています。
この牛の肉を日本に輸入すれば、和牛の肉質なのに「輸入牛」という、訳の分からん事態に。
「和牛」という分類はあくまで日本国内のものなので海外では勝手に流用されたりすることも多いみたいです。
海外では何でもない普通の牛肉に「和牛」のラベルを貼って売ったりとかね。
日本が誇る和牛が世界に広まることはうれしいですが、どうせならちゃんとした形で伝わってほしいもんです。
1番うまい牛肉はどれ?
じゃあ結局、どの肉が1番うまいのって話。
牛肉に関わり続けてきたボクの主観をまとめると。
シンプルに焼肉やステーキで食べるなら
脂の甘みと赤身の旨味のバランスが最強の肉なので、ヘタな処理をするぐらいならそのまま食べた方がいい。
これはもう絶対!
輸入牛は熟成することで最大の魅力を発揮
熟成肉の醍醐味はやっぱり赤身肉なので。
しっかり寝かされた肉は風味や食感が段違いに素晴らしいです。
うまい肉が食べられる店
肉の世界は知れば知るほど奥深いです。
毎日肉と触れ合っていてもいまだに新しい発見がある。
最後にお手頃価格でうまい肉が食べられる店を紹介します。
和牛を安く食べたいっていう人は東京富士見台の名店「牛蔵」
都内での焼肉コストパフォーマンスは間違いなく最高です。
おしゃれに輸入熟成肉を楽しむなら「ワカヌイ」
ここのお肉はニュージーランド産なんですがさっぱりジューシーで、がつがつ食べてしまうんですよねー。
まずは肉の分類の仕方を知って、正しい肉選びができるようになりましょう!
あなたの肉ライフに幸あれ!