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大阪帰還を決めてホンマに気が楽になりました。
今の仕事はやりがいもあるし、周りの人にも恵まれていて、本当にありがたい環境でやらせていただいています。
その反面、心のどこかには別の気持ちを抱えていました。
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東京でやり続けるか? 地元大阪に帰るか?
この質問は、故郷から移住した人間にとっては必ずぶつかる壁。そしてこえなければならない壁です。
僕の場合、自分が三十路を迎えて、親父が定年した2年ほど前から真剣に考え始めました。
問題になるのは相続のこと。親父は地元大阪泉佐野市に60年住み続けて、ずっと農業をやっています。家も田んぼも畑も山もあります。普通のサラリーマン家庭なら相続といっても金銭的なものだけですが、農家はそうはいきません。
なにしろ土地は動かせませんから。オラこんな村いやだーと東京に出てきても、銀座で山は買えんのです。
自分にウソはつけない
東京で仕事をすればするほど、心のモヤモヤは大きくなっていったんですね。
「ホンマにこのまま東京におってええんか?」
多分、答えは始めから出ていたんです。だって、悩んでるんやから。悩むってことは、気持ちがあるからなんです。
どうでもいいことなら、そもそもこんなに悩んだりしませんわっちゅう話です。
なので僕は大阪に帰ります。今は東京で得た財産を地元に持って帰ったらどんなおもしろいことができるか考えるだけでニヤニヤしてしまいます。
行動と思考が一致している状態が最もストレスフリーに生きられるんですなー。
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