細かいことはあんまり気にしないし、嫌なことがあっても寝たら忘れるタイプなんですが、久しぶりに捨て置けないことがありまして。
正直、ちょっとイライラしてる。
情けないような悲しいような。
ボクは大学4年間で応援団に所属していました。
めちゃめちゃ大変で何度も辞めそうになったけど、最終的には辞めなくてよかったと本気で思っています。
むしろ、応援団のおかげで今の自分があると確信を持てるようになったし、生きていく上での軸の部分は間違いなく応援団によって形作らたモノ。
そんなボクが応援団について書いた記事が、この週末やたら検索で読まれていました。
PVがいつもの倍ぐらいになって、喜んでいたのも束の間。
よくよく調べてみると、予想外の展開になっていたのでした。
検索ワードを調べて愕然とした
検索から読まれてるってことは、なんかの言葉の検索結果で上位にいるということ。
さっそく解析ツールで調べてみました。
その結果
「応援団 怖い」で1位
「応援団 きもい」で3位
自分が本気で信じているものを全力で書いた記事がまさかこんなマイナスの言葉で検索されているとは。
まあ、検索する言葉なんて人それぞれなんで気にしても仕方がないんですけど。
応援団に対する一般的なイメージってあんまりよくないもんね。
大学の頃から、応援団をやっていて、白い目で見られたり、鼻で笑われたりすることはあったので。
もし自分が応援団じゃなかったとしたら、多分ひいてますもん。
それでも、「応援団」を「きもい」と思った上に、わざわざ検索までしてしまう人がいるっていうのはやっぱり衝撃でした。
応援団経験者の本音
10年前に現役大学応援団だった経験から言わせてもらいます。
「応援団って理不尽の塊です」
始めは10人ぐらいいた同期が最後は2人になってしまいました。
でも、辞めていった人をボクは攻めようとは思わない。
だって、きょうび応援団やろうっていう人間はどこか頭のネジが吹っ飛んでないと続きませんから。
冷静に考えだしたらおかしなことが多過ぎるもん。
理屈を越えたその先で応援団という組織は成り立っているんです。
応援って必要?
そもそも応援する意味ってあるんですかね?
選手がちゃんと練習を重ねて、本番にベストコンディションで臨めれば結果は出るはず。
そこに応援に入る余地なんてないじゃないですか。
応援団の存在なんて単なる自己満足に過ぎないのかもしれない。
応援しても負ける試合もあれば、応援しなくても勝つ試合もある。
考えれば考えるほど、なんで必要もないのにこんなしんどいことやってんねやろって気持ちになってきます。
そんな不安を振り払うように、ただひたすらにまっすぐに全力で応援する。
考えたって答えなんてでない。
やりきったその先にしか、結果はついてこないから。
応援は報われることは滅多にない
応援で全力を出し切れたとしても、試合の結果はどうなるか分からない。
応援団的な感覚で言うと、10戦あれば1勝9敗ぐらいのもんです。
圧倒的な負け越し。
でもだからこそ、その1勝の重みがすごい。
基本的には選手同士の力で勝敗は決しているんです。
応援したからって10の力しかない人が100の力の人に勝ったりは奇跡でも起こらない限りあり得ない。
応援団の存在価値って100対100の力がぶつかり合っている時に、いかに120の力を出させるかなんちゃうかな。
でもそんな状況って、いつどこで起こるか分からないから。
だからボクら応援団は意味ないやんと思いながらも、応援に行き続けないといけないんです。
信念があれば意味なんていらない
ヘタに意味とか理由なんか求めるから、動けなくなるんです。
応援団は信念に突き動かされていればいい。
大学の時に先輩から「応援団の信念は滅私奉公だ」と言われました。
もっと分かりやすく言うと「誰かのことを本気で考えて、自分の全力を捧げること」
自己犠牲じゃなくて自己滅却。
自我が少しでもあると誰かに100%尽くすなんて不可能ですから。
応援している相手が勝てば自分もうれしい。
相手のためのようで自分のためでもある。
だんだんと自分と相手という感覚すらなくなってくる。
究極は、応援するされるの関係が崩壊して一心同体のような状態になること。
こうなれば自分を自分で応援しているようなもんです。
自分を応援するのに理由なんていらんよね?
最後に
とまあ自分で書いてて、やっぱり応援団っておかしいよねって思いました。
精神構造はちょっと一般人とは違うみたいです。
だからもう、きもいとか怖いとか言われてしまうのは仕方ないことなのよ。
不思議なもんで、イライラしてた気分も吹っ飛びました。
今は甘んじて受け入れることにします。
でもね、応援されてうれしくない人っていないんすよ。
応援団の快く思ってない人々!
嘘だと思うなら、ボクに応援させてください。
全力でやりますから。本気で。
何万の言葉で語るより、1回の応援で全部伝わるはずです。